カリフォルニアで日本時間午前3時から行われたアップルのプレスイベントで、ついに、かねてから噂が絶えなかったタブレットディバイス「iPad」が正式発表された。
ジョブス氏はこの新製品を「魔法のような奇跡の製品」と表現し、ノートパソコンとiPhoneのちょうど中間に位置するものだとしている。さらに、この混合製品は「emailしたり、写真をシェアしたり、ビデオを見たり、音楽やゲームも楽しめ、ebookも読めるもの」だと付け加えた。
ゲームの観点を見てみると、iPadはiPhoneのAppすべてに対応しており、ゲームも例外ではない。さらにうれしいことに、iPadのフルスクリーンに拡大できるという。App開発者は、iPad専用の大画面を活かした開発も可能だ。
いくつかのゲーム開発会社は、すでにこのディバイス向けのゲームの開発をはじめており、Gameloftは新作FPS『called Nova』をデモンストレーションした。プレイヤーはジェスチャーによりゲームをコントロールし、これらをカスタマイズすることも可能だという。EAも噂どおり参加しており、Travis Boatman氏はiPad版『ニード・フォー・スピード』を発表、新作はiPhone版とPC版の中間を目指しているようだ。MLB.comもiPadへの参入を準備しているという。
iPadは9.7インチと小型のノートパソコン並のサイズで、薄型(0.5インチ)、iPhoneのようにスクリーンが回転する。個性的なインターフェイスも公開され、ここでもiPhoneと同様、終始タッチスクリーンに焦点を当てる姿勢を一貫した。GSM micro SIMsによる3Gモバイルも一定のiPadモデルで対応しており、月額契約料金はかからない。米国でのユーザは、(AT&Tにより)14.99USドルで250MBのデータ通信、もしくは29.99USドルで無制限のデータ通信が出来る。
デジタル書籍サービス「iBooks」も開始される予定で、また、「iWorks suite」も開発されているという。
自社製1GHz Apple A4チップ搭載で、16/32/64GBのフラッシュストレージの3モデル。その他のスペックは、加速度センサ、電子コンパスに加え、WiFi、マイク、Bluetoothなど。バッテリ稼働時間は10時間、スタンバイモードでは1ヶ月ちかくらしい。
米国以外の3Gサービスは6月までに対応すると約束されている。米国での発売時の価格設定は、一番価格の低いiPad(16GB)は499USドル(約4万5000円)または3G対応で629USドル(約5万6500円)、32GBモデルは599USドル(約5万4000円)または3G対応で729USドル(約6万5500円)、64GBモデルは699USドル(約6万3000円)または3G対応で829USドル(約7万4500円)となっている。販売開始は60日以内、3G対応では90日以内が予定されており、ケース、ドック、キーボード付ドック、カメラコネクションキットなどのアクセサリも販売予定。

