
この数百万本を売り上げたソフトのあらゆる面を我々がより深く掘り下げる前に、これが単なる二番煎じではないことを書き記しておいた方が良いだろう。開発会社Infinity Wardは、なぜ前作『Modern Warfare』がこのジャンルのチャンピオンになったのか、その理由を直感的に理解しているようだ。単独プレイでパッとしない中東のチュートリアルをプレイすれば、まるで旧友と再会したかのように感じるだろう。操作性はしっかりと使いやすく、ゲームは期待通りに反応し展開していく。
単独プレイでのキャンペーンはよりドラマティックで、Infinity Wardはより大々的な効果音と上手く調子を合わせた音楽でまるでその場にいるような臨場感を出すだけでなく、より細かいデザインと本格的なアクションを用いており、ストーリーの方も最初の遠征より要求が高くなっていく。セカンドレベル(自信があるならVeteranでスタートしてもいいが、後悔しないように。 )では、ニュースで報道されるのと寸分違わない、緊迫したアフガニスタンの道路を走る装甲車に乗り込むことになる。
有名戦争小説のストーリーのようだが、 我らがヒーロー、アレンがロシアの空港で過激なテロリストの味方となってプレイしなければならない場面では、かなり違ったアングルからアプローチしていることがわかるだろう。このシーンのペース配分は意識的に他のシーンと異なる。プレイヤーは空港の周りでテロリストの後をついて行き、テロリストはいとも簡単に善良な民間人をごっそりと殺していく。プレイヤーも強制されていないのにもかかわらず、銃を撃てる。このレベルは今まで経験した中で、明らかに最も不快なものだった。ストーリーの観点から見ると大胆な展開で、Infinity Wardはその後に続く展開をもっともらしくするために、明らかに必要だと感じていたようだ。
協力プレイへのささやかな配慮にも余念がなく、 Spec Opsモードはメインストーリーとは別の単独プレイスタイルのミッションであり、数時間に及ぶ良質な アクションを追加し、弾薬の箱が足りなくなると確信させるほどの高い基準を保っている。様々なミッションが言い渡され、いくつかは他のものより多少難易度も高く、それらすべてが単独プレイで経験した現場を別の新しい角度から取り入れ、ローカルで、あるいはオンライン上で、協力プレイのアクションを盛り上げていた。
もちろん、前作『Modern Warfare』が我々に全てを明かしていたら、間違いなくこの1000万本を売り上げた家庭用ゲームは単独プレイだけでその偉業を成し得てはいない(ストーリーに焦点を置いた『アンチャーテッド』シリーズでさえ、そのことは分かっていた)。そして『Modern Warfare 2』のマルチプレイは、前作によって打ち立てられたそのジャンルにおける高い水準に標準を合わせている。想像以上のデータと戦略が、この実際の経験と見紛う擬似MMOの基盤を形作っている。また、個人的にもチームレベルとしてもカスタマイズが鍵となっている。
他にも語りたいことはまだまだある:死にそうになったとき、はねた血が視界を曇らせる危機感。新型の固定型銃座。思わず笑みがこぼれる無人爆撃機のような陽動。そして時折出てくる最高に楽しい乗り物。そして、実はこれが一番大きなことかもしれないが、『Modern Warfare 2』は非常に多くのプレイヤーに非常に多くの重要な意味を持ち、非常に多くのレベルで楽しませることができる。この単独プレイでのアクションの魅力には、ある意味、他のどんなゲームもほとんど対抗できないのではないか、と話題になり非常に注目されている。さらに他のどのゲームより素晴らしいマルチプレイも可能にしており、正にこのゲームが非の打ち所の無いパッケージであることを疑う余地はほとんど無い。2年前、我々は前作『Modern Warfare』に95%を与えたが、ややオリジナリティに欠ける部分があるとはいえ、この秀作にそれ以下の点数を与える理由など無い。
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